<ひとトーク>がん検診に力注ぐ 玉野市民病院の片山泰弘名誉病院長
公衆衛生事業の功労者として厚生労働大臣表彰を受けた、玉野市民病院の片山泰弘名誉病院長(62)=岡山市。同病院の医師、院長として、二十八年以上にわたり市民の健康向上や検診の推進に努め、公衆衛生や地域医療に取り組んだことなどが評価された。
片山名誉病院長は一九六七年に岡山大医学部を卒業し、七七年から市民病院に勤務。八五年から副病院長、九六年からは病院長を務めた。昨年八月から名誉病院長に就き、現在も専門の泌尿器科で、週に三回の外来診療を行っている。
主な業績の一つが、一九九七年から市内各地で行った前立腺のがん検診。県内では初の大規模な検診で、二〇〇一年までに約千六百五十人が受診した。うち、約二十人ががんと分かり、「多くの人から、早期発見・治療してもらえて良かった、と言われたことがうれしい」と振り返る。前立腺がんの存在や、治療できる病気であることの啓発にも力を注いだ。
昨年十一月に三重県で開かれた地域保健全国大会での表彰式に出席。「これまで、人生の半分近くを市民病院で働き、一人前にさせてもらった。これからは、少しでも市民に恩返しができるよう、医療に取り組んでいきたい」と意欲を見せている。
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片山名誉病院長は一九六七年に岡山大医学部を卒業し、七七年から市民病院に勤務。八五年から副病院長、九六年からは病院長を務めた。昨年八月から名誉病院長に就き、現在も専門の泌尿器科で、週に三回の外来診療を行っている。
主な業績の一つが、一九九七年から市内各地で行った前立腺のがん検診。県内では初の大規模な検診で、二〇〇一年までに約千六百五十人が受診した。うち、約二十人ががんと分かり、「多くの人から、早期発見・治療してもらえて良かった、と言われたことがうれしい」と振り返る。前立腺がんの存在や、治療できる病気であることの啓発にも力を注いだ。
昨年十一月に三重県で開かれた地域保健全国大会での表彰式に出席。「これまで、人生の半分近くを市民病院で働き、一人前にさせてもらった。これからは、少しでも市民に恩返しができるよう、医療に取り組んでいきたい」と意欲を見せている。
(2006年01月13日 更新)
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がん