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ワクチン接種予約にLINE検討 岡山市「集団」希望者の利用想定

岡山市役所

 2月定例岡山市議会は3日、個人質問を続行。二嶋宣人(自民党)、柳迫和夫(おかやま創政会)、難波満津留(自民党)、松田隆之(同)、太田栄司(おかやま創政会)、中原淑子(公明党)の6氏が市政全般をただした。市は4月にも高齢者を対象に開始する新型コロナウイルスワクチン接種の予約で、無料通信アプリ・LINE(ライン)の活用を検討中であることを明らかにした。接種率の向上などが狙い。

 二嶋氏の質問に対し、福井貴弘保健福祉局長は「LINEの活用についてオンライン上での予約方法の一環として検討している」と述べた。

 市によると、LINE予約は集団接種希望者の利用を想定。具体的な方法は未定だが、スマートフォンなどから予約状況を確認できたり、希望の会場や日時を選択できたりするメリットがあるという。高齢者接種に向けて今後、詳細を詰める。他にLINEを経由しないオンライン予約や電話予約も導入する方向で調整している。

 一方、市が接種の基本とするかかりつけ医での個別実施は医療機関に直接、電話予約する方式などを想定している。

 市保健福祉局は「接種に関しては未確定の要素も多いが、市民の負担や不安を少しでも軽減できるよう万全を尽くしたい」としている。

 本会議では、市民へのワクチン接種経費46億5900万円を柱とした2020年度一般会計補正予算案を追加上程した。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2021年03月03日 更新)

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