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岡山県内でも職場接種スタート 総社の協同組合、2800人対象

ウイングバレイの組合事務所で接種を受ける会員企業の従業員

 岡山県内でも21日、自動車部品メーカーなど12社でつくる協同組合ウイングバレイ(総社市久代)が、新型コロナウイルスワクチンの職場接種を始めた。希望する会員企業の従業員約2800人を対象に、米モデルナ製ワクチンを接種する。

 会場の組合事務所(同所)ではこの日、100人が来場し、組合の産業医1人が接種を行った。事務局によるとキャンセルはなく、1人が体調不良を訴えたが軽症という。

 倉敷市の男性(35)=享栄エンジニアリング=は「海外出張の計画があるので早めに接種できて良かった」と安心した様子だった。

 週400人ペースで進め、2度目の接種も10月中旬までには終える予定。昼田真三理事長(ヒルタ工業会長)は「会員が連携し、企業単独では難しい職場接種を実現できた。感染を心配しながら働いていた人も多く、安全な職場づくりにつなげたい」と話していた。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2021年06月22日 更新)

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