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レンコンのしのだ巻き もちっ、コリコリ 食感多彩

レンコンのしのだ巻き


 「穴のように見通しが良くなる」と言っては、子どもたちによく食べさせていたレンコン。すりおろして粘りを出し、もちっとした食感を味わってください。レンコンは皮も節も一緒にすります。

 具の中心部にニンジンやエビを巻くと、切った時の彩りがきれい。ゴボウや白身魚を巻いてもいい。添える青味には小松菜などをどうぞ。しのだ巻きを煮た鍋に、食べやすく約3センチの長さに切った小松菜を入れてさっと火を通し、一緒に盛り付けます。薄揚げの代わりにノリで具を巻いて油で揚げてもおいしいですよ。

 せきが出るときに重宝する養生法を一つ紹介。レンコン20グラムを節からすりおろし、ふきんに包んで鍋の中に絞ります。水50CCを加えて火にかけ、ひと煮立ちしたら、しょうゆを1、2滴入れて出来上がり。このレンコン湯(とう)は、症状を和らげてくれます。体を温める働きがあるクズを水で溶いて加えると、とろみがつきます。


<材料>
(4本分)
 山芋40グラム、レンコン300グラム、キクラゲ3~4枚、薄揚げ4枚、カンピョウ適量、A(だし汁3.5カップ、みりん大さじ1.5、しょうゆ大さじ1.5)、青味適量

 (1)レンコンは皮をむかず、節からすりおろす。山芋もすりおろし、混ぜる

 (2)薄揚げはサッと湯をかけ、2枚に開く

 (3)(2)の上に(1)をのせ、クルクルと巻いてカンピョウで4カ所を結び、Aで煮る

 (4)食べやすい大きさ(4等分)に切り、青味を添える

 *ゆでたギンナンを小口から切って(1)に合わせても良い
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2011年04月08日 更新)

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