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未成年コロナ感染 県内8月に急増 1235人、7月末の2.7倍

 岡山県感染症情報センターによると、県内の新型コロナウイルス感染者1万3935人(19日時点、年代非公表を除く)のうち、未成年者は1235人(8・9%)。流行「第5波」が勢いを増した8月に急増し、7月末時点(465人)の2・7倍となっている。

 内訳は10代が1053人(7・6%)で、10歳未満が182人(1・3%)。年代が非公表だった1567人の中にも未成年者が多数いるとみられる。

 子どもが感染した場合の療養先も各保健所が決定。無症状、軽症の場合は自宅療養となるケースが多いが、家庭環境や症状に応じ、県の宿泊療養施設への入所または入院となる。

 問題となるのは、付き添いが必要な小さな子どもが感染して症状が悪化した場合だ。保護者も感染していれば、一緒に入院または宿泊療養施設に入所できるが、保護者が濃厚接触者で陰性のケースは難しい。目が行き届きにくい宿泊施設の利用は想定されておらず、1人での入院または保護者の付き添い入院となるかを関係者で協議することになるという。

 則安俊昭・県保健医療統括監は「子ども間の感染を防ぐため、体調不良時は登校園の自粛をお願いしたい」と強調。「子どもの受け入れ可能な医療機関を拡充させるとともに、柔軟な運用ができるよう関係者の連携を図りたい」としている。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2021年11月21日 更新)

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