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岡山市 3回目ワクチン接種前倒し 高齢者と64歳以下 6カ月間隔に

3回目ワクチン接種の前倒しなどを決めた対策本部会議

 岡山市は26日、新型コロナウイルス対策本部会議を庁内で開き、一般高齢者と64歳以下の3回目ワクチン接種について、2回目からの接種間隔を6カ月に前倒しする方針を決めた。従来の接種間隔は一般高齢者は7カ月、64歳以下は8カ月。コロナの感染急拡大を踏まえた措置。

 国の方針やワクチンの供給量などを勘案した。一般高齢者の大半には今月中に接種券を送付。64歳以下には2回目の接種を終えた時期に応じて2月15日以降、順次発送する予定。手元に届き次第、市内約350の医療機関か、3月下旬まで3カ所を巡回する集団会場で接種を受けられる。

 また会議では、集団会場の当面の予約状況について、1日540人分の枠に対して連日、100人以上の空きが発生していると説明。市は「券が届いた方は、早めの接種を検討してほしい」と呼び掛けている。

 市内の感染動向は、直近1週間(20~26日)の人口10万人当たりの新規感染者数が300人超となり、17~23日の234人からさらに増えた。

 市立小中高の対応については、児童生徒や教職員が発症時に登校していたことが確認された場合、原則学級閉鎖などの措置を取る。

 会議後、大森雅夫市長は「市内の1日当たりの感染者数が700人超という事態も視野に入れないといけない状況だ。市民の協力を得て対応を講じていきたい」と述べた。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2022年01月26日 更新)

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