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新型コロナ 岡山県150人感染 県内初のオミクロン株派生型確認

岡山県庁

 岡山県で24日、150人の新型コロナウイルス感染が発表された。感染公表済みの2人がオミクロン株の派生型「BA・2・12・1」に感染していたことも判明。県内での感染確認は10万3658人となった。

 岡山市68人、倉敷市22人、津山、瀬戸内市各9人など。年代別では多い順に10、30代各29人、10歳未満25人、40代23人などだった。症状は1人が中等症で、他は軽症か無症状。

 岡山市の高齢者通所施設で6人、瀬戸内市の学校で5人の感染が判明し、計2件のクラスター(感染者集団)が発生。県内でのクラスターは720例となった。

 県によると、BA・2・12・1の確認は県内で初めて。1人は同型の感染者が確認されている県外地域との往来があり、もう1人は感染者(同型かどうか不明)の濃厚接触者だった。ともに感染経路が特定できておらず、県は「市中感染の可能性もある」としている。

 いずれも今月上旬に感染が分かり、県環境保健センター(岡山市)でのゲノム解析で23日に判明した。年代や性別、居住地は非公表。軽症で自宅療養の後、通常の生活に戻っている。同型の感染力や重症度について県新型コロナ対策室は、国立感染症研究所の報告として「BA・2と大きな差はない」としている。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2022年06月24日 更新)

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