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新規感染者4割減 岡山県内コロナ 直近1週間 2カ月ぶり1万人未満

 岡山県は3日、直近1週間(1月26日~2月1日)の新型コロナウイルス感染状況をまとめた。新規感染者は6740人と前週(1月19~25日、1万644人)より約4割減少。流行「第8波」が収束局面に入り、昨年11月17~23日の週以来、約2カ月ぶりに1万人を下回った。

 新規感染者数が前週を下回るのは3週連続。1日当たりの感染者は全ての日で前週の同じ曜日を下回った。クラスター(感染者集団)も27件と前週(41件)より3割以上減少。高齢者施設が16件と約6割を占めている。

 感染者の年代別割合では、10歳未満が17・9%と前週(16・5%)に引き続き最も高かった。10代も11・9%(前週11・6%)を占めており、若年層の感染が目立つ。

 各種指標を見ると、医療の逼迫(ひっぱく)度合いを示す病床使用率が51・2%で前週(64・2%)から13・0ポイント改善。重症者用の病床使用率も9・0%と10・4ポイント減った。ただ、病床使用率は医療への負荷が高まるとされる50%を超えており、感染状況に関する4段階の分類は上から2番目の「レベル3(医療負荷増大期)」を維持する。

 県保健福祉部は「コロナ感染者は減少傾向にあるが、病床使用率は依然として高い水準で、3季ぶりに流行期入りしている季節性インフルエンザにも注意が必要。ワクチン接種を含めて引き続き対策を徹底してほしい」としている。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2023年02月03日 更新)

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