今春デイケア拠点施設開所 岡山県精神科医療センター
岡山県精神科医療センター(岡山市北区鹿田本町)は4月、慢性期の精神障害者にデイケアを行う拠点施設を同東古松に開所する。日常生活に必要な基礎技術を学んでもらい、社会復帰を支援するのが狙い。
県精神科医療センターは院内にデイケア部門があり、現在約230人が登録。しかし就労の場など社会的な受け皿が限られたり、病院への依存が強まり、利用期間が長期に及ぶ患者が目立つという。
新施設のデイケアでは、長期利用患者を対象に社会復帰プログラムを実施する。身体機能の改善に向けたストレッチやウオーキング、簡単なスポーツのほか、社会生活を送るのに不可欠な調理、入浴などを指導。書道や絵画、園芸などレクリエーションも楽しむ。
定員は1日50人。精神科医による外来診察や訪問診療も展開し、医師、看護師、作業療法士ら約10人が担当する。
施設は同センターの南約500メートルにある木造平屋約420平方メートルの元空手道場。土地とともに昨年2月購入し、内部の改装を進めている。総事業費約4億円。開所後、院内のデイケアは主に退院直後の急性期の患者を受け入れる。
中島豊爾理事長は「精神障害者の自立と社会参加を進める場として活用したい」としている。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。
県精神科医療センターは院内にデイケア部門があり、現在約230人が登録。しかし就労の場など社会的な受け皿が限られたり、病院への依存が強まり、利用期間が長期に及ぶ患者が目立つという。
新施設のデイケアでは、長期利用患者を対象に社会復帰プログラムを実施する。身体機能の改善に向けたストレッチやウオーキング、簡単なスポーツのほか、社会生活を送るのに不可欠な調理、入浴などを指導。書道や絵画、園芸などレクリエーションも楽しむ。
定員は1日50人。精神科医による外来診察や訪問診療も展開し、医師、看護師、作業療法士ら約10人が担当する。
施設は同センターの南約500メートルにある木造平屋約420平方メートルの元空手道場。土地とともに昨年2月購入し、内部の改装を進めている。総事業費約4億円。開所後、院内のデイケアは主に退院直後の急性期の患者を受け入れる。
中島豊爾理事長は「精神障害者の自立と社会参加を進める場として活用したい」としている。
(2013年01月05日 更新)