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コロナ感染 5類移行時の4.9倍 岡山県、伸び率も最大44.3%

 岡山県は14日、直近1週間(3~9日)の新型コロナウイルス感染状況をまとめた。感染者数は5月8日の5類移行時と比べて4・9倍に増加。前週からの伸び率も5類移行後で最大の44・3%に上り、感染拡大の傾向がさらに鮮明になっている。

 県内84の定点医療機関から報告された感染者数は1機関当たり7・36人(前週5・10人)。6月19~25日の週(3・68人)は全国の都道府県で3番目に少なかったが、この2週間で全国平均(9・14人)に近づいてきた。県が参考値として公表している流行第8波のピーク時(今年1月)との比較では17・3%の水準となった。

 各種指標では医療の逼迫(ひっぱく)度合いを示す病床使用率が15・3%と前週から2・2ポイント悪化。入院者数は45人増えて180人だった。一方、重症者用の病床使用率は約2カ月ぶりにゼロとなった。

 県保健医療部は「今後も感染拡大の傾向は続くとみられ、一段高い警戒が必要だ」としている。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2023年07月14日 更新)

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