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コロナ感染 5類移行時の6.2倍 岡山県、各種指標も軒並み悪化

 岡山県は21日、直近1週間(10~16日)の新型コロナウイルス感染状況をまとめた。感染者数は5月8日の5類移行時と比べて6・2倍に増加。病床使用率をはじめとする各種指標も軒並み悪化し、感染の拡大傾向が続いている。

 県内84の定点医療機関から報告された感染者数は1機関当たり9・29人(前週7・36人)。全国平均(11・04人)は下回っているが、5類移行直後の5月8~14日の週(1・50人)以降、緩やかな増加が継続している。県が参考値として公表している流行第8波のピーク時(今年1月)との比較では21・8%の水準となった。

 各種指標を見ると、医療の逼迫(ひっぱく)度合いを示す病床使用率が18・7%と前週から3・4ポイント悪化。前週はゼロだった重症者用の病床使用率は4・2%となった。入院者数は65人増えて245人。

 県保健医療部は「昨夏の流行第7波と比べると伸び率は低いものの、今後の感染動向を注視する必要がある」としている。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2023年07月21日 更新)

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