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盆時期前、コロナ対策呼びかけ 岡山県知事 大人数の場注意を

記者会見で新型コロナウイルスの感染拡大防止を呼びかける伊原木知事

 岡山県の伊原木隆太知事は10日の定例記者会見で、新型コロナウイルスの感染拡大防止に向け、県民への知事メッセージを発表した。大人数の場での感染対策徹底や検査キットの買い置きを求める内容。同日公表した直近1週間の感染者数は減少に転じたものの、人の移動が活発化して感染リスクが高まる盆時期を前に、警戒の呼びかけが必要と判断した。

 メッセージは、換気やこまめな手洗いといった基本的な感染防止策の徹底▽抗原検査キットや解熱鎮痛剤の事前購入▽高齢者ら重症化リスクの高い人のワクチン接種▽症状がある場合は外出を控える▽症状が軽い場合は不要不急の受診を控える―の5項目。とりわけ高齢者と会う場合や大人数で集まる場合に注意するよう呼びかけている。

 県によると、県内84の定点医療機関から報告された直近1週間(7月31日~8月6日)の感染者数(速報値)は1199人。1機関当たり14・27人で、前週(7月24~30日、15・43人)をわずかながら下回った。減少は5月29日~6月4日の週以来9週ぶり。

 記者会見で伊原木知事は「今後感染が収まっていくのか、今回たまたま減少したのかは分からない」とした上で、「お盆は人と接する機会が増え、昨年も一昨年も感染が拡大した。今回はそうならないよう、コロナに『うつらない』『うつさない』行動を心がけてもらいたい」と述べた。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2023年08月10日 更新)

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