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介護職労組が賃上げ要求 人手不足で「ケアに影響」

 記者会見でプラカードを掲げる労働組合「介護・保育ユニオン」の組合員ら=21日午後、厚労省

 労働組合「介護・保育ユニオン」は21日、東京都内で記者会見し、業界の大幅な賃上げを求める「介護春闘」を始めたと発表した。低賃金のため離職者が多く、高齢者に十分なケアが行き届かないなど影響が出ていると指摘。人手不足の解消に向け、待遇改善が急務だと訴えている。

 労組によると、組合員が勤務する事業所に10%以上の賃上げを要求。介護報酬を決める国に対しても、月7万円の賃上げが可能となる財政的措置を求め、厚生労働省に要請書を提出した。

 記者会見に参加した50代の男性介護士は、勤務先の特別養護老人ホームで昨年、約20人が離職したと説明した。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2024年02月21日 更新)

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