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30年ぶり肥満症の新薬販売 ウゴービ、食欲抑制作用

 肥満症薬ウゴービの特徴と課題

 肥満症治療薬「ウゴービ」の販売が22日、始まった。デンマークの製薬会社ノボノルディスクが開発し、昨年保険適用されていた。医師の処方が必要な医療用医薬品の肥満症薬は約30年ぶり。食欲を抑える働きがあり、肥満症の患者が対象だが、ダイエット目的による不適切使用も懸念される。

 ウゴービは「GLP1受容体作動薬」と呼ばれ、脳に働きかけて空腹感を軽減し、食欲を抑える。同じ成分の糖尿病薬が販売されているが、世界で需要が急増し、供給が不安定になっていた。ダイエット目的に入手するケースも相次ぎ問題となっている。日本肥満学会は「美容・ダイエットなどの目的で使う薬ではない」と注意喚起している。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2024年02月22日 更新)

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