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勤務医の労働環境考える 岡山で全国連絡協

勤務医の労働環境の改善などについて意見交換した協議会

 長時間労働など過酷な労働環境にあるとされる勤務医の現状と改善策を考える全国連絡協議会(日本医師会主催)が9日、岡山市であり、医師会の勤務医部会メンバーら約400人が参加、パネルディスカッションで意見を交わした。

 病院の代表者ら5人がパネリストとなり、国立病院機構岡山医療センター(岡山市)の佐藤利雄副院長は「勤務医は日々の診療に加えて当直、研究業務もあり、負担が増大している」と指摘。金田病院(真庭市)の金田道弘理事長は「医師は慢性的に不足。一方で救急搬送は高齢化などで増えており、現場は疲弊している」と述べた。

 岡山市立市民病院の今城健二副院長は医師不足の解消のため「出産などで現場を離れた女性医師の就労支援体制を整えるべき」とした。勤務医が業務に専念できる環境づくりなどを国に求める「岡山宣言」も採択した。

 協議会は1981年に始まり、今回で34回目。
 
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2013年11月10日 更新)

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