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岡山済生会新病院の落成式 医療関係者ら400人が完成祝う

約400人が出席して行われた新病院の落成式

 岡山済生会総合病院の新病院(岡山市北区国体町)の落成式が4日、同市内のホテルであり、医療や政財界などの関係者約400人が、入院診療と救急医療を中心とする新施設の完成を祝った。

 運営する「社会福祉法人恩賜財団済生会支部岡山県済生会」の伊原木一衛会長が「救急、がん診療など地域の基幹病院としての機能をアップさせた。新病院を中核として急性期から在宅まで切れ目のない医療福祉サービスを提供したい」と式辞。恩賜財団済生会(東京)の炭谷茂理事長は「新病院は、済生会では初めて入院機能を外来と分離した先駆的なもの」などとあいさつした。

 新病院は現病院(岡山市北区伊福町)の北東約200メートルに新築し、鉄筋鉄骨コンクリート10階延べ約4万6700平方メートル。現病院で本館など3棟に分かれている計553床を集約し、個室を倍増させる。救急医療では集中治療室(ICU、10床)に加え、高度治療室(HCU、16床)を新設し重篤な患者の受け入れ態勢を強化する。2014年2月に着工していた。

 16年1月1日に開院。現在の本館は同病院付属外来センターとして同4日から診療を始める。

 落成式に先立ち、新病院に関係者約300人を迎えて内覧会も開かれた。5日午前10時~午後3時には一般向けの見学会を行う。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2015年12月04日 更新)

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