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「筋ボケ」治し若々しく 岡山県鍼灸師会長の内田さんが本刊行

内田さんが刊行した「腰痛も尿もれも『筋ボケ』が原因だった」(写真左)「『筋ボケ』を治して快適な生活を送ってほしい」と話す内田さん(同右)

 岡山県鍼灸(しんきゅう)師会長の内田輝和さん(60)=岡山市国富=が、筋肉の衰えのメカニズムや、それを防ぐための簡単な体操を紹介する「腰痛も尿もれも『筋ボケ』が原因だった」(主婦の友社)を刊行。「手軽な健康づくりに役立てて」と話している。

 タイトルにある「筋ボケ」は、使っていない筋肉が脳からの指令に応えられず、思うように動かない状態を指す内田さんの造語。本書の中で、そのまま放置すると骨格のゆがみや内臓の衰えの一因にもなり、全身の老化が加速すると指摘している。

 内田さんは鍼灸(しんきゅう)師として約40年の経験から、女性を苦しめる腰痛や肩凝り、尿失禁などにも筋ボケがかかわっていると考え、解消のための体操を考案。足の親指に力を入れてつま先で立つ「親指立ち」は全身の筋肉に作用し、脳の活性化にも効果がある。また、お尻周りの筋肉を鍛える「お尻すぼめ」は、血液の循環で美肌も期待できるという。

 本書は、そうした体操をイラストやモデルの写真入りで詳しく解説。必要な時間はいずれも1日2分程度とあって、誰でも自宅で取り組めそうだ。

 内田さんは「『筋ボケ』を治そうと意識することで、健康で美しい体を作ることができ、気持ちの持ち方まで変わるはず」と話している。四六変判、190ページ。1155円。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2009年03月24日 更新)

タグ: 健康

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