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新型インフル影響?小児科受診8000人超 岡山市休日夜間急患診療所 09年度、過去最多 

 岡山市医師会が運営する同市休日夜間急患診療所(同市北区東中央町、市民病院別館)の小児科受診が急増している。2009年度は2月末までの11カ月間で08年度1年間を大きく上回り、過去最多の8000人台に到達した。新型インフルエンザの影響が大きいとみられる。

 受診者数はここ数年は年間6000人台だったが、09年度は2月末時点で8058人(休日3654人、平日夜間4404人)。08年度の6780人だけでなく、これまで最も多かった02年度の7161人も大幅に上回った。

 月別では7~10月が400~700人台で推移しているのに対し、新型インフルエンザが猛威を振るった11月は1752人と激増。中でも22、23日の連休は2日間で計530人の子どもたちが受診。うち、新型インフルエンザが約半数を占めた。12月も988人が同診療所を訪れた。その後は収束に向かった。

 同診療所は小児科の開業医と勤務医計45人が輪番で対応。11月の休日は通常より多い3人体制で診察し、12月は、医師1人に自宅で待機してもらう「オンコール体制」をとった。「今は収まっているが、11月の休日は待合室には患者や家族が入りきらない日があった」と同診療所。

 市医師会の樋口譲二理事(小児科担当)は「待ち時間が1時間を超えるようでは救急診療とは言えない。今回のインフルエンザのような事態があれば、当直を増やしたり、受付時間を拡大するなど今後も臨機応変に対応したい」と話している。

 同診療所は市の委託を受けた市医師会が1980年度から運営。当初は内科、小児科とも休日のみだったが、小児科は92年度から休日と平日夜間の年中無休体制を敷いている。受付時間は、平日は午後8時~10時半、休日は午前9時半~11時半、後0時半~4時半、7時~10時半。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2010年03月16日 更新)

タグ: 子供医療・話題

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