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肺がんの治療、予防は 岡山済生会病院 市民公開講座で紹介

肺がんの治療法や予防について学んだ岡山済生会総合病院の市民公開講座

 国の「地域がん診療連携拠点病院」に指定されている岡山済生会総合病院(岡山市伊福町)の市民公開講座「肺がんに打ち勝つために」が二日、岡山市奉還町、岡山国際交流センターで開かれた。

 患者や家族、市民ら約百九十人が参加。同病院の医師五人が外科手術や放射線、抗がん剤、「ラジオ波凝固」の各治療法をはじめ、予防や早期発見に向けた禁煙、検診について講演した。

 細い電極針を肺の腫瘍(しゅよう)に刺し、六〇―一〇〇度の高熱でがんを凝固、壊死させるラジオ波凝固療法では、二センチ以下の腫瘍で効果が高く、大きな病変では抗がん剤や放射線療法との併用が有効な点など紹介。「長期的な経過観察データにより、生存率への有効性を明らかにしていく必要がある」とした。

 「最大の予防法~禁煙」と題した講演では、たばこが肺がんのリスクを大きく高めることを強調。検診に関しては、さまざまな検査法を説明し、定期的に受けるよう呼び掛けた。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2006年12月03日 更新)

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