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真庭の児童が認知症サポーターに 遷喬小で養成講座、寸劇にも挑戦

児童も参加し、認知症の人への接し方を学んだ寸劇

 真庭市久世の遷喬小で17日、認知症サポーター養成講座が開かれ、4年生60人が症状や正しい接し方などを学んだ。

 市の認知症キャラバン・メイトの6人が、同じ事を繰り返す▽人の顔を忘れる▽新しく物を覚えられない―といった症状を説明。「当事者も忘れてしまうことをつらく感じている。偏見を持たずに接して支えてあげて」と呼び掛けた。

 認知症の祖父と家族を題材とした寸劇も上演。児童代表で寺岡万美子さん(10)が出演し、同じ発言を繰り返したり、何度も食事をしたりする祖父への受け答えに挑戦した。終了後、児童全員に認知症を正しく理解したサポーターの証しとしてオレンジリングが贈られた。

 寺岡さんは「認知症の人と触れ合うときは、優しく接するようにしたい」と話した。

 講座は福祉について学んでいる総合学習の一環で、14日には5年生87人を対象に行われた。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2016年10月18日 更新)

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