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メタボ予防へ手引書 指導者向けに岡山県作成 HPでも公開

岡山県が作成したメタボリックシンドローム改善支援マニュアル

 岡山県は、放置すれば脳卒中などにつながる危険性が高いメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)の予防、重症化防止を目的とした「改善支援マニュアル」を作成した。市町村担当者、医師向けだが、予防に役立つ栄養情報や運動方法を盛り込むなど、一般にも分かりやすい内容。県のホームページでも公開している。

 県民全体の意識向上を促す「ポピュレーションアプローチ」、該当者や予備軍を対象に生活習慣の改善を目指す「ハイリスクアプローチ」、市町村担当者と医師との連携の在り方などを示した「地域・医療連携」の三部構成。

 一般用としても活用できる「ポピュレーションアプローチ」は、健診の数値などを基にメタボリックシンドロームかどうかを簡易判定する方法や、脳卒中や心臓病などの生活習慣病につながる仕組みなどといった基本事項を説明。予防するための健康的な食事計画の立て方、予防に有効な有酸素運動の取り組み方のコツなども解説している。

 厚生労働省は、二〇〇八年度から四十歳以上の人に義務づける新しい健診で、メタボリックシンドロームの早期発見に重点を置いている。県は、健診を担う市町村担当者らがスムーズに対応できるようにと、昨年秋から指導者向けのマニュアルづくりを進めていた。本年度中には一般向けも作成する方針。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2007年08月16日 更新)

タグ: 健康

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