岡山赤十字病院（岡山市青江）は九月三日、「がん相談支援センター」を院内に開設する。がんを専門とする無料の相談窓口で、同病院によると県内では初めてという。

　同病院は、二〇〇三年十二月、国からがん診療の中核となる「地域がん診療連携拠点病院」に指定されている。これまで医療相談全般の窓口で、がんの相談を受けていたが、専従のスタッフと場所を設け、機能を強化する。

　本館一館の一室で、看護師とソーシャルワーカーが対応。「がんのような症状があるが、怖くて受診できない」「家族としてどう患者に対応すればいいのか」「在宅医療について聞きたい」などの悩みを受ける。専門的な支援が必要な場合は、内容に応じて院内外の専門家に引き継ぐ。

　相談は面談のみで、窓口への来所か電話（０８６―２２２―８８２７）での予約が必要。相談は平日の午前九時―正午と午後一―四時。予約の受け付けは平日の午前九時―正午。