文字 

岡山赤十字病院 がん相談支援センター開設  専従職員設ける

がん患者や家族の悩みに面談で応じる「がん相談支援センター」

 岡山赤十字病院(岡山市青江)は三日、がんに関する患者や家族の悩みに無料で対応する「がん相談支援センター」を院内に開設した。専従職員を配置したセンターの整備は県内初という。

 センター(十五平方メートル)は本館一階にあり、看護師とソーシャルワーカーの計二人が、平日の午前九時―正午と午後一―四時に面談。治療方針や在宅での療養、医療費、セカンドオピニオンといったさまざまな相談に応じる。予約制で、電話相談は原則として行わない。

 初日は九件の相談があり、他の医療機関の受診者らが治療内容などについて相談していた。渡辺洋一呼吸器内科部長兼緩和ケア科部長は「専門的な支援が必要な場合は院内外の専門家に引き継ぐなど、患者らの不安にきめ細かく対応したい」と話していた。

 県内では、国から「がん診療連携拠点病院」に指定されている岡山大病院(岡山市鹿田町)など五施設に相談支援センターの設置が義務付けられているが、専従職員を配置したのは岡山赤十字病院だけという。

 問い合わせは086―222―8827。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2007年09月04日 更新)

カテゴリー

ページトップへ

ページトップへ