文字 

新型インフル、9日間で相談391件 岡山県内発熱センター 感染疑いはなし

県内の発熱相談センター(表)

 新型インフルエンザ問題で、岡山県は7日、電話対応専門の「発熱相談センター」に寄せられている相談件数を公表した。4月28日の開設から6日までの9日間で391件あり、感染が疑われる事例はなかった。今後は大型連休を海外で過ごした人からの相談が増えるとみて、引き続き警戒を強める。

 発熱相談センターは、患者の早期発見や感染拡大の防止などを目的に全国各地に設置。県内では、平日は県の保健所・支所(9カ所)と岡山、倉敷両市の保健所で受け付け、平日夜間と休日はコールセンターで対応している=表。

 相談内容は、発熱やせきがあるなど健康相談が約4割を占め最多。海外帰国者からの相談も一部あった。予防や治療に関する相談は約1割。当初、懸念された豚肉を食べることの安全性についての相談は理解が広がり、ほとんど寄せられていない。

 また、この日までに、医療機関での簡易検査を受けて感染が疑われる検体を検査する県環境保健センター(岡山市)に、国立感染症研究所(東京都)から精度の高い検査試薬が到着。8時間程度で感染を見極められる検査態勢が整った。ただ、当面は同研究所へ検体を送り、確定診断される。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2009年05月08日 更新)

タグ: 健康感染症

カテゴリー

ページトップへ

ページトップへ