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O型不足、献血して 岡山県赤十字センター 巡回バス増やし対応

 岡山県赤十字血液センター(岡山市北区いずみ町)でO型の血液が不足。適正在庫を大きく下回って危機的状況となっている。冬場はインフルエンザやノロウイルスの流行で、献血協力者が減る時季でもあり、同センターは献血バスでの企業回りを強化するなど対応に追われている。

 血液センターによると5日現在、O型の在庫は200ミリリットル換算で258本。適正在庫(320本)を下回っている。過去の献血実績や病院への供給量をもとにした予測では、7日には165本と適正在庫の半分近くにまで落ち込む見通し。担当者は「O型がここまで不足するとは予想がつかなかった。原因は分からないが、何とか対応しなければ」と言う。

 A型をはじめ、他の血液型でも不足が予想されるため、12月は献血バスの巡回を過去5年間で最多となる延べ97台に増車。協力してくれる事業所や大型ショッピングセンターでの献血活動を強化している。

 県赤十字血液センターは「献血は命を救うボランティア。1人でも多くの皆さんの協力をお願いしたい」と話している。献血場所などの問い合わせは同センター(086―255―1211)。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2010年12月07日 更新)

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