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臍帯血移植の重要性知って 患者会が岡山で講演会

造血細胞移植を受けた元患者が体験などを話した講演会

 骨髄、臍帯血(さいたいけつ)移植を受けた人たちでつくる岡山造血細胞移植患者会「きぼう」(山邊裕子、石濱耕三代表)は9日、妊婦から出産時に臍帯血を採取している三宅医院(岡山市南区大福)で、移植の重要性を訴える講演会を開いた。助産師ら約30人が聞いた。

 山邊代表が2002年5月に急性骨髄性白血病になり、3度の造血細胞移植を乗り越えて回復した経緯を話した。「今は臍帯血のおかげで生きている。お産の最中に採取する助産師の手には赤ちゃんと、どこかで生きたいと願う誰かの命が預けられている。これからも患者のため臍帯血を採取して」と訴えた。

 臍帯血は赤ちゃんのへその緒や胎盤から採取される血液。血液の基である造血幹細胞が大量に含まれており、白血病の治療などに使われる。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2010年12月10日 更新)

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