文字 

岡山労災病院 アスベスト被害に対応 相談電話を開設

 アスベスト(石綿)による健康被害に対応し、岡山労災病院(岡山市築港緑町)は七日、健診の窓口となる専用の相談電話(086―261―7810)を開設した。看護師が月曜から金曜の午後二時から同四時半まで対応する。

 健診は十五日に初回を予定。これまでも労働者を中心に診断・治療しているが、家族や取り扱い事業所の周辺住民も含め、胸部レントゲン撮影とCT(コンピューター断層撮影)により、アスベストの吸引の有無を調べる。費用は二万円程度の見込み。

 岸本卓巳副院長は「早期発見で治る可能性もあり、痛みや息切れなどの自覚症状がなくても不安があれば受診して」と呼び掛けている。

 アスベストは、肺などを覆う膜にできる悪性腫瘍(しゅよう)「中皮腫」の原因とされ、肺がんとの関連も指摘されている。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2005年07月08日 更新)

カテゴリー

ページトップへ

ページトップへ